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あらすじ

ある雪の降る夜、記憶喪失の"ボク"は人気のない公園で目を覚ます。

自分が何者かも分からぬボクにはしかし、たったひとつだけ大きな欲望があった。

――食欲。それはあらゆる生命に植えつけられた他者を滅ぼし、 自らの糧とする傲慢な欲。

喰らい、貪る。原始的にプログラムされた弱者を辱める行為。

それがボクに許された唯一の行いで……。

しかし、ボクは人を喰らい、感情を得ることで次第にその行いが正しいものなのか、 分からなくなる。

正しさとは何か? 生きるとは、食べるとは一体何なのか?

ボクが苦悩し、抗えぬ空腹の先で選んだ答えとは――?